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 インターネット通販大手アマゾンジャパン(本社・東京都目黒区)の男性社員が「退職を事実上強要された」として、男性が加盟する東京管理職ユニオン(東京都渋谷区)が東京都労働委員会に対して救済を申し立てた。会社が誠実に団体交渉に応じるよう求めている。

 9月24日付。申立書によると、男性はカメラマンで、2011年10月に正社員として採用され、主に商品の写真撮影を担当していた。15年2月に上司から、仕事ぶりが期待に達していないと指摘され、「退職するか業績改善プラン(PIP)を受けるかしかない」と迫られた。上司は「PIPは退職のためのプログラム。自分なら選ばない」と話したという。

 ユニオンによると、PIPが適用されると、会社が求める水準が達成できなければ、降格や解雇などの処分を受けることに同意するよう求められる。難しい課題を与えられて、退職に追い込まれる例があるという。男性はユニオンに加入。退職を避けるためにPIPを受けることにしたが、「降格・減給には応じない」と申し入れて交渉を続けている。

 アマゾンジャパンの広報担当者は「個別の件についてはコメントを控える。労働法を順守して営業活動をしている」としている。(編集委員・沢路毅彦)