【動画】自動運転試作車を公開 三菱電機=田中美保撮影
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 三菱電機は14日、全地球測位システム(GPS)衛星よりも精度の高い位置情報が得られる準天頂衛星をつかった自動運転の試作車を公開した。立体の地図情報と合わせると、雪道や霧など、見通しの悪い状況でも、自動で走行ができるようになったという。

 準天頂衛星は、日本のほぼ真上を通る軌道をもつ衛星。ほぼ真上から日本を測位できるため、誤差が10センチ未満と、GPS衛星のみの場合よりも正確な位置情報が得られる。道路状況を撮影した高精細な3次元地図とあわせることで、カメラで道路の白線を検知しなくても、車の走行車線や交差点などの道路状況の把握ができる。雪道や霧のほか、夜間や見通しの悪い山道などでも、自動で走行できるという。

 準天頂衛星は現在1機あり、2017年度末に4機になり、常に1機が日本の真上に配置されることになる。三菱電機は衛星開発に携わっており、得意の衛星技術を車の安全分野にも活用する。20年以降の実用化を目指す。

 試作車には、リモコン操作で縦列駐車ができる機能や、夜間でも働く自動ブレーキ機能などもあり、順次、実用化していくという。(南日慶子)

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