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 大型台風による高潮の被害をどうやって防止するのか。かつて大きな被害を受けた場所では、その教訓を踏まえて対策が進む。一方で関係者は、被災の記憶が遠ざかり、住民の防災意識が薄れることを懸念する。また想定を超える被害の発生も危ぶまれる。

 八代海に面した熊本県宇城市不知火町の松合(まつあい)地区では1999年9月の台風18号による高潮で12人が死亡した。松合中区の区長、山口勝國さん(76)は漁船がつながれた船だまりを見つめながら16年前を振り返った。「あの日は、あらゆる船がひっくり返っていた」

 高潮が発生したのは99年9月24日午前5時半ごろ。3カ所の船だまりから越水した。亡くなった12人は11~88歳。船だまりの護岸より2~3メートル低い土地で平屋に住む人が多かった。死者12人のうち9人が出た松合西区の自営業永井広起さん(60)は妻と2階でひざ上まで水につかり、押し入れの柱にしがみついて難を逃れたという。

 当時の不知火町には災害発生な…

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