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 ラグビーのワールドカップ(W杯)で史上初の3勝を挙げ、11月1日に退任する日本代表のエディ・ジョーンズヘッドコーチ(HC)が30日、東京都内の日本記者クラブで記者会見し、「今回勝てたのは才能ある選手がいたから。今後も勝つには計画的な育成が必要」と、2019年のW杯日本大会に向けて訴えた。

 豪州出身、55歳のジョーンズHCは日本を指揮した4年間を振り返り、「出る杭は打たれる、という言葉が日本のスポーツを表している」と、選手から国民性を感じたことを口にした。「ただ、ラグビーは自分の個性をしっかり出さないといけない」。就任当初、選手は質問されないようミーティングで下を向いていたが、次第に顔を上げてHCを見るようになり、議論するようにもなったと評価。「ラグビーはあつれきが想像力を生む」として、「この部分で成長したのが五郎丸。自分が考える作戦、意見を言えるようになった」と語った。

 「史上最大の番狂わせ」と言われた南アフリカ戦では、最後のプレーで逆転トライを狙わず、同点のペナルティーゴールを狙うよう無線を通じて指示したと明かした。「選手たちは幸運にも聞き入れなかった。(トライで逆転勝利を狙った)主将のリーチマイケルは素晴らしい。彼がチームの思いを体現した」とキャプテンの判断をたたえた。

 後任に日本人が就任する場合には「海外に出て、トップレベルのラグビーと英語を学ぶ姿勢と、力強い性格が必要」とした。離日後は南半球最高峰リーグ・スーパーラグビーのストーマーズ(南ア)HCに就任する。

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