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 66年前の火災で焼損した世界遺産・法隆寺(奈良県斑鳩(いかるが)町)の金堂壁画(7世紀、国重要文化財)について、法隆寺は11日、初の総合調査を実施すると発表した。文化庁と朝日新聞社の協力のもと、学識者らで「保存活用委員会」を12月に設立。3年かけて劣化の有無や最適な保存環境を最新の科学で探り、一般公開の可能性も検討する。

 壁画は作者不明だが現存する日本最古の仏教絵画で、インド・アジャンタ石窟(せっくつ)群(紀元前2世紀~紀元7世紀)や中国・敦煌(とんこう)莫高窟(ばっこうくつ)(紀元4~14世紀)の壁画と並ぶ世界的な傑作。飛鳥時代の技法や画材に先端科学のメスが初めて入ることで、アジアとの関連性を示す新発見も期待される。

 壁画は、釈迦や薬師などの群像を示す大壁4面(高さ約3メートル、幅約2・6メートル)と、各種菩薩(ぼさつ)像を描いた小壁8面(同、幅約1・5メートル)の計12面。釈迦三尊像(国宝)を安置した金堂の内壁を飾っていたが、1949年1月、堂内からの出火でほとんどの色彩を喪失。この火災をきっかけに翌年、文化財保護法が成立した。

 火災後、周囲の柱とともに土壁…

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