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 東京理科大などの研究グループは4日、DVDの約400倍の容量を持つ新たな記録用ディスクにつながる技術を開発した、と発表した。厚みを利用し、立体的にデータを書き込む「ホログラムメモリー」という技術で、映像などの大容量のデータを長期保存する施設に向くという。

 CDやDVDのように、データを表面の記録層に書き込むのとは異なり、光をあてると硬くなる特殊な素材でできたディスクの内部に柱状に記録する。レーザー光でわずかな角度をつけながら記録し、1枚の写真などのまとまったデータを1カ所に複数収められる。

 容量を大幅に拡大できる技術として期待されていたが、書き込み時の振動に弱いなどの課題があった。研究グループは、レーザーのあて方を工夫することでこれを克服、書き込み方を工夫してDVDと同じ大きさのディスク1枚に2テラバイトを保存できたという。

 データセンターなどのハードディスクを置き換えられれば、消費電力の削減にもつながるという。山本学教授は「ドライブ装置の開発を担う企業を募り、3年後の製品化を目指したい」と話している。(山崎啓介)