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 内戦が続くシリアで日本語を学ぶ学生たちが、「狭き門」の日本留学を断念し、他国への渡航に切り替える例が相次いでいる。内戦のために日本人教師は去り、勉学の環境も悪化の一途だ。「国の再建のためにも、友人にチャンスを与えて」。日本で学ぶシリア人留学生は懇願する。

 日本政府によると、日本の国費による留学生は2014年5月現在で164カ国の8351人。そのうちシリア人は20人だ。

 文部科学省の奨学金は月十数万円の生活費や渡航費などが支給され、条件が良いが、12、13年には内戦の悪化で日本大使館が国外に退避した影響もあり、シリアでの募集が止まった。14年は6人が合格したが、ほとんどは専門研究に携わる大学院生など。倍率は高く、「非常に狭き門」(外務省関係者)だ。

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