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■頭も体も使う全身運動

 ボルダリングというスポーツが人気です。自然の岩壁のほか、ホールドと呼ばれる突起を作りつけた、4メートルほどの高さの人工壁をロープなどの道具を使わずに登る競技。子どもから年配層まで楽しめ、頭も体も使う全身運動なのだそうです。

 2020年の東京五輪で追加されるかもしれない5競技に選ばれた「スポーツクライミング」の一種。情報サイト「ボルログ」によると、国内の民間ジムは約400軒。過去5年で2倍強に増えた。

 文京区湯島のジム「B―PUMP東京」には、1階と2階のフロアに様々な角度の壁がある。至る所に、赤、青、紫など色とりどりで、形や大きさもまちまちなホールドが取り付けられ、ちょっとしたアートのようだ。同じ色のホールドだけに手や足をかけながら、天井近くにある、「ゴール」の表示が付いたホールドを目指す。ゴールを両手で触れれば「完登」だ。

 一見、適当にくっつけられたようなホールドだが、じつは難易度を考慮して綿密に設計された課題になっている。色は難易度を表す。同ジムではもっとも易しいのが紫で、最高難度は若草色と決められている。同じ色でも、握りやすい形もあれば、指を引っかけるのがやっとの薄っぺらいものもある。ジャンプしないと届かないほど離してつけられたホールドもある。左右の手足をどう使うかは、基本的には登る人の自由だ。

 同ジムスタッフで、現在世界ランキング7位の藤井快(こころ)さん(22)は、登り始める前によく壁を見て、どう登っていくか戦略を立てることが大事だと話す。「課題を設定した人の狙いを想像する。ワナが仕掛けられていることもある。とても創造的なスポーツです」

 ジムには60代後半の利用者も…

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