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 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ最終戦NHK杯第2日が28日、長野市のビッグハットであり、男子フリーは前日のショートプログラム(SP)で世界最高得点を出した羽生結弦(ANA)がジャンプ、ステップ、スピンと完璧に決めて216・07点を記録し、史上初の300点超えとなる合計322・40点で優勝を飾った。3連覇がかかるGPファイナル(12月10~13日、スペイン・バルセロナ)出場も決めた。

 2位はフリーで170・79点を出した金博洋(中国)で、計266・43点。SP3位の無良崇人(洋菓子のヒロタ)は4回転ジャンプを着氷させ、フリー153・92点、計242・21点で総合3位だった。SP9位の田中刑事(倉敷芸術科学大)はフリー161・16点、計234・90点で5位まで順位を上げた。

 女子フリーはSP首位の宮原知子(大阪・関大高)がほぼミスのない演技を見せ、フリー133・58点、計203・11点で初優勝を飾った。SP4位の浅田真央(中京大)は冒頭のトリプルアクセルを失敗したが中盤から盛り返し、フリー120・49点、計182・99点で3位。宮原、浅田ともにGPファイナル出場を決めた。

 SP10位の木原万莉子(京都醍醐ク)はフリー108・23点、計163・19点で10位だった。

 ペアは、ミーガン・デュアメル、エリック・ラドフォード組(カナダ)が総合202・72点で優勝した。

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■「全てに感謝したい」羽生結弦の話

 ありがとうございます。応援という大きな力をもらいました。このスコアは皆さんのおかげです。テレビを見ている皆さんも本当にありがとうございます。

 (世界最高の)スコアは本当にびっくりしましたが、スケートカナダからNHK杯まで、本当に血のにじむような練習をしてきた。周りでサポートして下さった皆さん、カナダのクリケットのリンク、生まれ育った仙台のリンク、全てに感謝したいと思っています。

 「やってやる」とは思っていました。今回、特にフリーは滑る前ものすごく緊張していて、ブライアン(コーチ)と話すことすらできなかった。長野五輪があったリンクで滑ることで、自分自身にプレッシャーをかけて、「絶対王者だぞ」という自信を言い聞かせながらやっていた。終わった後に(コーチに)「いい子だったよ」と言われたけど、「まだいい子なの?」という話はしました。

 今回は終わってしまったことなので、とにかくここまでハードな練習をしてきましたが、それでもけがをしないで来られた自分の体、ケアして下さった先生方に感謝しつつ、これ以上の演技ができるようにさらに練習を積みたい。