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 公的年金の積立金の運用で、7月から9月までの期間で7兆8899億円の損失が出た。世界的な株安の影響で、四半期の赤字額としてはリーマン・ショック直後の2008年10月から12月までの5兆6601億円を超え、過去最悪となった。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が30日、発表した。

 厚生労働省は、今回の運用損によってただちに年金額が減ることはないとしている。

 赤字は14年1月から3月までの期間以来、6四半期ぶり。巨額の赤字の背景には、運用比率の見直しがある。GPIFは昨年10月、国内株式と外国株式の比率をそれぞれ12%から25%に倍増させる一方、比較的安全とされる国債などの国内債券は60%から35%に大幅に減らした。