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 陸上自衛隊の元東部方面総監(64)が2013年、在日ロシア大使館の軍人外交官(50)に防衛省の内部資料を渡したとされる事件で、警視庁は、この2人を自衛隊法違反(守秘義務違反の教唆)の疑いで4日に書類送検する。入手に協力した自衛官ら男女5人も、同法(守秘義務)違反容疑で書類送検する。捜査関係者への取材でわかった。

 捜査関係者によると、元東部方面総監は「ロシアの情報機関の人間だとは知っていたが、研究熱心な姿勢を見せられて渡してしまった。かつての部下たちに迷惑をかけた」と話し、容疑を認めているという。軍人外交官(武官)は13年5月に帰国しており、警視庁は外務省を通じて大使館に出頭を要請したが、応じていない。

 公安部によると、元東部方面総監は13年5月、歩兵隊の部隊運用などを解説する陸上自衛官用の教範「普通科運用」を、元部下の自衛官らに頼んで入手し、ロシア人の武官に渡して情報を漏洩(ろうえい)した疑いがある。