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 立ち耳に巻き尾のりりしい柴犬(しばいぬ)が国内外で人気だ。写真共有サービス・インスタグラムのフォロワー数が200万人を超える柴犬「まる」は、多くの芸能人をおしのけ国内5位。その発信力への期待から三重県の観光大使に。なぜ、柴犬に魅了されるのか。

■「まる」、観光大使に就任

 11月17日夕方、東京・日本橋の三重県のアンテナショップに、「かわいいー!」と歓声が上がった。鈴木英敬知事から、まると飼い主の小野慎二郎さん(42)に県の観光大使の委嘱状が手渡された。県の担当者は「県と直接関係はないが、国内外に発信力のある『まる』に三重をPRしてもらおうと依頼した」。

 会場にはファン約40人が集まり、まるがあくびしたり寝転んだりする度にシャッター音が響いた。ファンの一人、吉井美樹さん(36)は「表情が豊かで人間っぽいところが魅力。ブログもパパさん(小野さん)が書いていると分かっていても、本当にしゃべっているみたいで癒やされる」

 実は、柴犬は国の天然記念物で、日本古来の種だ。日本犬保存会や文化庁によると、柴犬をはじめ日本犬は、明治時代に持ち込まれた西洋犬との交雑が進み急激に減少。1928年には保存会が発足し、日本犬の「標準」を小型・中型・大型の3種に分けた。その小型が柴犬で、36年に天然記念物に指定された。天然記念物といっても、人間と暮らしてきた歴史をもつ犬は、飼うことが認められているという。

 柴犬に前後して大型の秋田犬、…

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