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 皮膚が盛り上がって赤く腫れ、はがれ落ちる「乾癬(かんせん)」。完治が難しく、長期間の治療が必要だが、炎症を起こす物質の働きを抑える「生物学的製剤」が数年前に登場。症状が大きく改善する例が出てきた。患者同士で情報を共有し、心の負担を減らそうとする活動も続けられている。

■重症者に「希望の薬」

 名古屋市の男性(53)は、10代で乾癬を発症した。かゆくて頭や体をかくと、鱗屑(りんせつ)と呼ばれる白い垢(あか)がはがれ落ち、床にごっそりたまった。発疹は体中に広がり、20代後半になると激しい関節痛で、股関節を人工関節に置き換える手術を受けた。「自分の人生が壊されていくようだった」

 乾癬は、赤い発疹が頭や腰、爪などにでき、表面に鱗屑が付着するのが特徴だ。通常の約10倍の早さで表皮が作られ、正常な角質層が作られないうちにはがれ落ちる。患者の1割では関節痛や発熱などを伴う。体を守る免疫の異常で、炎症を起こす物質が増えることが発症に関わっていると考えられる。国内の推定患者数は10万~20万人。

 治療では、炎症を抑えるステロイドや皮膚の増殖を抑えるビタミンD3の塗り薬が中心だ。紫外線を照射して皮膚の過剰な免疫作用を抑える治療のほか、免疫抑制剤を使うこともある。

 男性の場合、塗り薬や紫外線治…

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