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 「イソジン」の名前で知られる明治のうがい薬を来年4月から塩野義製薬が売ることになった。明治が国内でつくって売る権利を失うためだ。ただ、商品キャラクターの「カバくん」は明治に残り、4月に同社が出す新しいうがい薬でもキャラを務めるという。

 明治などが9日発表した。イソジンを引き継ぐ塩野義もカバを使ったキャラをつくる方向で検討しており、店頭で「カバ対決」が始まる可能性もある。

 イソジンは米系製薬会社のムンディファーマが開発した殺菌成分「ポビドンヨード」を使う医薬品の国内ブランド名。明治製菓(現明治)がムンディと技術提携し、1961年に医療用の殺菌消毒薬として売り出した。83年に一般用医薬品のうがい薬が登場。カバくんは85年にテレビCMで初登場し、うがいの大切さを国内に広めてきた。

 ただ、2001年のピーク時に約100億円あったイソジンの売上高は、安い競合品などに押され、半分以下に低迷。権利元のムンディは自前の国内展開に切り替える方針を決め、医療用医薬品で提携し、関係が深い塩野義を新たな販売提携先に選んだ。新商品の投入などで反転を目指す。(伊沢友之)