【動画】強風で神戸ルミナリエの電飾倒れる=熊倉隆広撮影
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 前線を伴う低気圧が11日午前、近畿地方を通過し、各地で強い風雨に見舞われた。神戸市中央区で開催中の「神戸ルミナリエ」の会場では午前5時半ごろ、強風にあおられて、高さ約9メートルの電飾が倒壊した。けが人はなかった。組織委によると、周辺のテントなどにも被害がみられたため、会場の全設備を点検。「安全が確認された」として、倒壊した作品を除き、11日もルミナリエを開催するとした。

 組織委によると、倒れたのは、東遊園地内の噴水を囲むように設置された円形の電飾(円周約84メートル)で、木製の骨組みをワイヤロープで固定していた。神戸地方気象台によると、神戸市では同日午前6時7分に最大瞬間風速20・7メートルを記録。組織委では、過去の気象データから風速20メートルの風に耐えられるように設計されていたという。

 和歌山市の紀の川河口付近では同日午前3時15分ごろ、山口県防府市のコンテナ船「つるみ」(499トン)から「消波ブロックに乗り上げた」と第5管区海上保安本部に通報があった。積み荷のコンテナの一部が落下。乗組員5人はヘリコプターで救助され、けが人はなかった。事故当時、付近は風速25メートルほどで波が高かったという。

 滋賀県長浜市では同日午前4時半ごろ、木造2階建てアパートの屋根の一部がはがれ落ち、隣家の乗用車にあたった。

 JR西日本では、草津や京都と関西空港を結ぶ特急「はるか」を、始発から計4本一部の区間で運休したほか、関西空港線や加古川線などで運休や一部運休が相次いだ。大鳴門橋を含む神戸淡路鳴門自動車道の一部が午前6時半まで通行止めに。瀬戸大橋を通る瀬戸中央自動車道も午前9時過ぎから一部の上下線で二輪車を通行止めにした。

 各地の気象台によると、11日午前までの24時間降水量が兵庫県洲本市で242・5ミリ、高知県佐川町で297・5ミリに達するなど各地で12月の過去最多を更新。また、午前11時現在、三重県紀北町では最高気温が25・4度の夏日になったほか、和歌山県新宮市で23・4度、大阪府八尾市22・7度など12月の過去最高気温を記録した。