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 韓国北部の議政府(ウィジョンブ)地方検察庁は14日、表紙だけを替えた学術専門書を出版していたとして、韓国の大学教授や出版関係者ら184人を著作権法違反などの罪で起訴したと発表した。同地検は「教育界に数十年間横行していた、正常ではない慣行を初めて摘発した」と強調している。

 同地検によると、国内110の大学で182人の大学教授を摘発。海外留学中の3人を除く179人を起訴した。出版に協力した4出版社の社員5人も起訴した。

 出版された38冊は、いずれも中身は原書とそっくり。表紙のデザインや題名を替えた本が多く、共著者の名前だけを替えた本もあった。原著者には「共著者の名前変更による新たな出版機会や印税収入の確保」、新著者には「研究実績や学問的な権威の獲得」、出版社には「在庫処分や教材の販売機会の確保」という、三者三様の利益があったという。

 同地検は起訴内容と被告らの名前を、所属する各大学に通報し、教育界の悪習慣の一掃を促す方針だ。(ソウル=牧野愛博)