豊橋技術科学大学や名古屋工業大学、NTTエレクトロニクスなどの開発グループが、電波と光の中間帯に位置する特殊な電磁波「テラヘルツ波」を利用した食品製造工程用の異物検査装置を開発した。X線や金属探知機などで発見できない食品に紛れ込んだ異物が発見しやすくなるという。

 光通信分野の技術を転用し、テラヘルツ波発振装置の小型化などを図り、小型の検査装置(高さ約180センチ、幅と奥行き約100センチ)を開発した。

 チョコレート内に紛れ込んだハエなどの異物を発見したい場合、近赤外線では深さ約5ミリまでしか見ることができないが、テラヘルツ波では深さ約15ミリまで見ることができる。ハエなどの虫は、金属片と違って食品と特性が近く、X線では見つけることが難しい。

 県が進める産学行政連携「知の拠点あいち」プロジェクトの一つ。2011年度から5年間で約8千万円かけ、開発した。来年度から実証実験を始め、20年度以降の商品化を目指す。