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 目黒の桜の木を使ったペーパーナイフができました――。目黒区が、桜の保全を目的とした基金に寄付してくれた人にナイフをプレゼントしている。「さんま祭り」で有名な目黒だけに、モチーフはサンマだ。

 区内には花見の名所として知られる目黒川沿いなど約2300本の桜がある。そのうち約千本が植え替えの目安となる樹齢60年を10年以内に迎えるため、区は2014年3月に「目黒のサクラ基金」を設立。寄付金を樹木診断や伐採に活用する。昨年12月時点で約560万円の寄付があった。

 区には「老齢化した桜をそのまま捨ててしまうのは忍びない」という意見が寄せられていた。そのため、基金の普及啓発も込めて記念品を作ることにした。協力したのは、さんま祭りで連携する友好都市の宮城県気仙沼市。市内にある木材加工業者が、伐採した桜からサンマの形をした長さ約20センチのペーパーナイフを作った。

 今月から1万円以上の寄付をしてくれた個人や団体に贈り始めた。これまでに寄付した人への贈呈も検討している。寄付は「ふるさと納税」として税額控除の対象となる。担当者は「目黒の桜がつなぐ縁を感じていただければ」と話している。(津田六平)