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 狭い路地や坂道が多い神戸市垂水区のJR塩屋駅周辺で、セダン型のタクシー車両を使ったコミュニティーバスの運行が始まる。高齢化を懸念する地元の要望でタクシー会社が国に許可を申請中で、2月から3カ月間試験運行し、採算のめどがたてば年内にも本格運行する。国土交通省によると、タクシー車両を使ったコミュニティーバスは都市部では珍しいという。

 JR塩屋駅の北側一帯は、海と山が近接する急な坂道に、古くからの商店や洋館が点在する。街並みが若者らにも人気だが、道が狭くバスなど大型車両は入れない。高齢化する住民の足をどう確保するか、住民団体で協議。「塩屋コミュニティバスを走らせる会」を発足し、事業者を募集。地元の「山陽タクシー」(同区)が、セダン型のタクシー車両をコミュニティーバスとして運行することを提案した。

 2月から運行される「バス路線」は、海沿いの塩屋駅と、山側の住宅地やスーパーなどを結ぶ6路線。朝夕を中心に、1日計約90便が約40カ所の停留所を10分~1時間間隔で往復する。4人までの乗り合いで、運賃は300円均一。2時間前までに予約すれば、500円で停留所以外の場所からでも乗れる。