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 奈良県香芝市で昨年7月、小学6年の少女をリサイクルショップのトイレで拉致して車に押し込め、約32時間にわたり連れ回したとして、逮捕監禁致傷と未成年者略取などの罪に問われた同県橿原市の無職伊藤優(まさる)被告(26)の判決が8日、奈良地裁であった。柴田厚司裁判長は「大胆かつ乱暴で計画性があり悪質だが、反省している」と述べ、懲役4年(求刑懲役8年)を言い渡した。

 判決によると、伊藤被告は昨年7月4日午後1時55分ごろ、香芝市内のリサイクルショップで少女の後を追って女子トイレの個室に侵入。少女を旅行かばんに押し込んで拉致し、翌日夜に現行犯逮捕されるまで車に監禁。結束バンドで縛った両手首に約2週間のけがを負わせたとされる。

 論告で検察側は、伊藤被告は犯行の数カ月前から10回以上にわたり現場の下見を繰り返し防犯カメラや警備員の有無を調べており、「略取方法を徹底的に研究していた」と指摘。弁護側は「深く反省し、二度と犯罪に手を染めないと固く誓っている」と執行猶予付き判決を求めていた。

■叫んだ少女の勇気、解決導く

 伊藤被告は2~3カ月かけて犯行計画をノートにつづっていた。「待ち伏せ型」「尾行型」。それぞれの成否の見込みを分析。現場の下見を繰り返し、結束バンドや粘着テープ、旅行かばんを準備して犯行の機会をうかがっていた。

 動機について、公判で「自分の…

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