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 国内で2015年に生まれた日本人の子どもは100万8千人の見込みで、過去最少だった14年を4千人上回りそうだ。出生数の増加は5年ぶり。一方、死亡数は戦後初めて130万人を超え、出生数から引いた人口の自然減は過去最多の29万4千人。9年連続の人口減少となる。厚生労働省が12月31日に人口動態統計の年間推計を公表した。

 出生数は第2次ベビーブームだった1973年の209万2千人をピークに減少傾向が続き、14年は100万3539人と100万人割れ目前だった。15年は1~6月の30代女性による出生数が前年同期より約1万人増え、全体を押し上げた。特に30代前半が多かったという。出生数が増えた理由について、厚労省の担当者は「景気の回復傾向で収入が安定したり、共働き世帯で保育所に子どもを預けられそうだという期待感が高まったりしたことが考えられる」と分析する。

 死亡数は、前年より2万9千人多い130万2千人の見込み。29万4千人という自然減の数は、前年より2万5千人多い。婚姻は前年より9千組減って戦後最少の63万5千組となり、離婚は3千組増えて22万5千組となる見通しだ。(伊藤舞虹)