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■イチオシ RIO2016

 クリスマス。柔道男子81キロ級世界王者の永瀬貴規(たかのり、22)=筑波大4年=は、やっと2015年最後の大仕事から解放された。

 「大変でした。間に合ってよかった」。パソコンから大学の教授宛てに提出したのは卒業論文だ。テーマは「男子81キロ級世界ランキング上位7名の試合分析」。名前の通り、翌年のリオデジャネイロ五輪でライバルとなりそうな選手7人の映像を見て、動きの傾向を分析。自身の実体験も交えて、考察を加えた。

 国際柔道連盟(IJF)がインターネット上に出している映像を拾い集めた。得意技の種類、指導を受ける時間帯、一本・技あり・有効の割合など様々なデータを抽出し、それぞれの選手の傾向をあぶり出した。

 「客観的なデータを集めると、開始1分までに指導を受けると負けるなとか、後半勝負型だなとか、相手の特徴が見えてくる。どうせやるなら、自分のためになることをしたかった。五輪に生かせると思って」