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 米ニューヨーク・タイムズ紙は1月30日、大統領選の候補者指名争いに関し、民主党ではクリントン前国務長官を、共和党ではケーシック・オハイオ州知事を支持すると発表した。米国ではメディアが特定候補への支持を表明することも多く、同紙は2008年にもオバマ大統領ではなくクリントン氏支持を表明した。大統領選は2月1日、アイオワ州での両党の党員集会で本格的なスタートを切る。

 同紙は社説で、クリントン氏の国務長官在任中の手腕をたたえ、「近代史上、最も能力の高い大統領候補」と評価。一方で同氏のライバル、サンダース上院議員については「経験や政策立案に幅がない」と指摘した。

 共和党候補では、世論調査の支持率でトップ5にも入っていない中道派のケーシック氏を支持。「過激主義や未熟さに飽き飽きしている共和党候補のなかで、妥当な候補だ」とした。首位のトランプ氏については「経験もなければ、安全保障や世界規模の貿易について学習することへの興味もない」と酷評した。

 2月1日に全米で最初に両党の候補者選びが行われるアイオワ州の地元紙デモイン・レジスターは、民主党ではクリントン氏、共和党では若手のルビオ上院議員への支持を表明している。(デモイン〈米アイオワ州〉=佐藤武嗣)