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 長野県軽井沢町のスキーツアーバス事故を受け、国土交通省は、バス事業者が運転手を採用する際、運転手が長年運転していない大きさのバスを運転する場合、講習を義務づける方針を固めた。小型バスと大型バスではブレーキの仕組みなどが異なるためで、安全確保を目指す。

 バス運転手への講習について、国交省の指針では、バス事業者が新たに運転手を採用した場合、原則として6時間の座学などを行うよう定めている。ただ過去3年以内に同じ事業を営む会社で運転手をしていた人については免除されている。

 今回の事故で、大型バスを運転し、死亡した「イーエスピー」(東京都羽村市)の男性運転手(65)は大型二種免許を持ち、前職も貸し切りバス事業者の運転手だったため、講習の対象外だった。

 しかし、この運転手は前の職場で小型バスを中心に運転。大型バスと小型バスでは、ブレーキや変速の仕組みが異なる。メーカーからは「大型免許取得者でも経験を積まないと山道で大型バスを運転するのは難しい」との声があがる。

 国交省は、違う大きさの車に乗務させる際は、講習を免除しない方針で検討を始めた。どのくらいの期間運転していないと講習の対象にするかや、事業者がどう運転期間を確認し、講習を徹底するかなど、実効性の確保は今後、議論する。指針は早ければ今春の改定を目指す。

 業界では車体が9メートル以上…

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