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 北朝鮮による核実験を受けた国連安全保障理事会の制裁決議をめぐり、中国が春節(旧正月、今月8日)の連休以降に結論を持ち越すよう関係国に働きかけていると、6者協議関係筋が明らかにした。北朝鮮の不安定化を懸念し、強力な制裁を求める日米韓などを牽制(けんせい)する意図があるようだ。

 同筋によれば、中国は交渉で、制裁内容について各国の意見が違うため、早期に結論を出すのは難しいとの考えを表明。慎重に調整したうえで、2月7~13日の春節休暇期間の後に結論を出すよう提案しているという。

 別の協議筋は「安保理の議論は形式と中身と速さで決まる。安保理決議という形式では一致したが、中国は早く決議する場合には中身が弱くなるよう、駆け引きしている」と語る。過去3回の北朝鮮の核実験では、数日から3週間程度で制裁決議に至っている。

 制裁をめぐり、米国は北朝鮮への原油輸出禁止や鉱物資源の輸入禁止、北朝鮮国営の高麗航空の各国領空通過禁止など、強い内容を国連制裁決議に盛り込むよう、中国の賛同を要請。中国は「核開発計画を抑止できる制裁に絞るべきで、北朝鮮市民の生活に影響が出る制裁には賛成できない」として難色を示しているという。