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■漫画家のさいとう・たかをさんの話

 貸本屋時代からの長いお付き合い。水木さんが一回りほど先輩だが、感性の豊かさ、ひらめきの鋭さ、人間としてのスケールの大きさに、必ず世に出られると確信した。計算ずくで絞り出すように作品をつくってきた私には、とてもうらやましい才能。米寿のお祝いに出席した時の、「おう、まだ生きていたか」と、いたずらっぽくニッコリされた笑顔が懐かしい。

 全然、いなくなった気がしません。もともと、この世の方ではなく、妖怪だったのかも知れません。