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 廃棄物処理業ダイコー(愛知県稲沢市)の本社から南西に約3キロ。愛知県稲沢市の田園地帯に、ドラム缶や黒ずんだ段ボール箱などが乱雑に並ぶ一角があった。広さ1千平方メートルほど。茶色に濁った水たまりは、魚の腐ったような悪臭を放っていた。ダイコーが廃棄物を保管していた場所の一つで、県には無届けだったとみられる。

 北側にある2階建て倉庫は高い塀で遮られ、中はうかがえない。倉庫前に積まれたパレット(フォークリフトの荷台)には様々な大手食品メーカーの名前が記されている。さびたドラム缶には粘着テープにペンで「蜂蜜」。「塩糀(しおこうじ)」と書かれた段ボール箱は形が崩れ、カビで黒ずんでいた。

 近くに住む60代男性は、ダイコーの大西一幸会長(75)をこれまで何度も見かけた。「くさい」と苦情を言うと、従業員が敷地を水で洗ったり、廃棄物に袋をかけたりした。「いるならやるで」と会長から袋入りの堆肥(たいひ)をもらったこともある。ダイコーは食品廃棄物の堆肥化も手がけていた。

 トラックが出入りするようにな…

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