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 ベトナム外務省のレ・ハイ・ビン報道官は1月31日、米海軍のイージス艦が30日に中国が実効支配する南シナ海・西沙(パラセル)諸島海域を航行した作戦について、「国際法に基づく権利を尊重する」として支持する考えを示した。中国の一方的な領有権主張を認めない立場から、米国の行動に理解を示した。

 米艦は今回、中国が実効支配する中建島(トリトン島)から12カイリ(約22キロ)内を航行した。米国防総省は、外国軍艦が領海で軍事や経済活動などをしない場合に国際法上航行が認められる「無害通航」だと説明していた。

 ビン報道官は「西沙諸島がベトナムの主権に属することに議論の余地はない」としたうえで、「南シナ海の平和と安定のため、全ての国が積極的かつ現実的に貢献し、国際法を尊重することを求める」と述べた。(ハノイ=佐々木学)