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 リオデジャネイロ五輪イヤーに入り、女子中学生スイマーが輝きを増している。15歳の池江璃花子(りかこ)(ルネサンス亀戸)。昨年10月に出した100メートルバタフライ(57秒56)に続き、100メートル自由形でも日本新記録をマークした。

 1月末にあった東京都選手権。4種目に出場した池江にとって大会最後の8レース目の自由形で、これまでの記録を0秒01縮める53秒99を出した。「疲れていたので出ると思っていなかった。54秒台と53秒台では大きな違いがある」。上田春佳の記録を4年ぶりに塗り替え、うれし涙があふれた。

 昨夏は、日本の中学生として14年ぶりに世界選手権に出場。「大きすぎる舞台だったので、それからあまり緊張しなくなった」。年末から今年初めにかけて、のべ約40日の合宿を経験。100メートルを全力で泳ぐ練習を何度も繰り返し、持ち味であるスピードと同時に持久力も磨いた。

 リオ五輪出場を、自由形とバタフライで目指している。切符を手にするには、4月の日本選手権で、五輪の準決勝進出ラインを想定した派遣標準記録を破り、さらに上位2位までに入る必要がある。

 日本の女子自由形は、世界との距離が遠い。池江の日本記録でも派遣標準には0秒18届かない。「厳しいけど本命は自由形。がんばりたい」と池江。日本水泳連盟の平井伯昌・競泳委員長も「東京五輪まで見据えられる大型スイマー。もっと上を目指して伸びてほしい」。残り2カ月での成長に期待を寄せる。(清水寿之)