穏やかな天候となった新年の1月2日。皇居・宮殿で恒例の一般参賀が開かれ、天皇陛下は午前午後の計5回、皇族方とともに長和殿のベランダに立ちました。集まったのは、平成に入って2番目に多い8万2690人。国内はもちろん、ヨーロッパや台湾など国外からやってきた人たちもいたそうです。その最後の5回目に「サプライズ」がありました。

 天皇、皇后両陛下を中央に、皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻、長女眞子さま、次女佳子さまが横一列に間をあけて並んでいましたが、両陛下にうながされるように皇族方が両側から歩み寄り、腕と腕が触れ合うくらいの距離に近づいたのです。「一枚の記念写真におさまるように」という配慮だと聞いたことがありますが、真相ははっきりしません。ひときわ歓声があがっていましたが、両陛下からの新年の贈り物と受けとめた人も多かったのかもしれません。

 今年の一般参賀では、初回に最も多くの皇族方が出席しました。両陛下、皇太子ご夫妻、秋篠宮ご夫妻と眞子さま、佳子さまに加え、天皇陛下の弟・常陸宮さまと華子さま、三笠宮家の信子さまと長女彬子さま、高円宮家の久子さまと長女承子さま、三女絢子さま。昨年12月に皇室で初めて100歳を迎えた三笠宮さまと妻の百合子さまも元気な姿を見せました。

 注目を集めていたのが、女性皇族方の色とりどりのロングドレス姿です。

 宮内庁が発表した資料によると、皇后さまはあかね色のぼかしが入った白色、皇太子妃雅子さまは青色、秋篠宮妃紀子さまは薄曙(あけぼの)色。眞子さまは明るい青緑色、佳子さまは瑠璃色で、隣り合って笑顔を見せていました。華子さまはワインカラー、百合子さまは濃い緑色。信子さまがモーブ色(薄紫色)、彬子さまがピンク、久子さまがティールグリーン(カモの羽の色)、承子さまがワインレッド、絢子さまが濃いピンク。

 これだけの色彩がそろうととても華やかで目を引いていました。天皇陛下や男性皇族方はモーニングコートでした。

 一般参賀は両陛下や皇族方の姿を目にする貴重な機会です。宮内庁ホームページには「両陛下が国民から祝賀をお受けになる行事」と紹介されています。毎年、1月2日と、天皇誕生日の12月23日の計2回開かれています。

 両陛下を先頭に、皇族方が順番に姿を見せた後、宮内庁側のアナウンスに続いて、天皇陛下がお言葉を述べます。毎年内容は変わるので、天皇陛下が何を語るのか、聞き逃すまいと報道陣は集中します。

 今年の初回は「穏やかな新春を迎えました。みなさんとともに新しい年を迎えることを誠に喜ばしく思います。本年が国民一人一人にとり、安らかでよい年となるよう願っています。年頭に当たり、我が国と世界の人々の平安を祈ります」。

 2回目からは「新しい年を迎える」が「新しい年を祝う」に変わりました。

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