人材派遣大手のパソナグループは、東日本大震災の被災地を含む東北6県への訪日外国人客の誘致を支援する事業をはじめる。ツイッターやフェイスブックなど、SNS上でフォロワーが多い外国人が東北を紹介する記事を載せるウェブサイトを立ち上げるほか、東北の企業や自治体向けに訪日外国人への接客を学ぶ研修などを手がける。

 事業を担う子会社「VISIT東北」を5日に仙台市で設立する。ウェブサイトの記事は、旅費を出して書いてもらい、英語や中国語などで載せる。サイトへの月間訪問者1千万人をめざす。

 訪日外国人客が急増するなか、まだ訪問客が少ない東北の観光事業が今後伸びると判断した。3年後の年間売上高2億円を目標に、広告収入などで収益化をめざす。

 観光庁によると、昨年1~10月に日本に宿泊した外国人は延べ約5500万人。5年前の2・5倍に伸びているが、うち東北のシェアは0・9%にとどまっている。(奥田貫)