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(3日、箱根駅伝復路)

 たすきをつなぐ青学大の7区小椋と8区下田が、サングラスを頭に乗せて笑った目元を確認し合った。いつも通りの選手たちの姿に、原監督は優勝を確信した。

 元サラリーマン監督が弱小チームを優勝に導いた1年前の成功物語は、経済誌など畑違いのメディアでも紹介された。営業マン時代のノウハウを転用した目標設定や「青(あお)トレ」と呼ぶ体幹強化、夫婦で選手寮に住み込んで信頼関係を構築する取り組みは、青学大を強豪に生まれ変わらせた。

 だが、同じようなことは多くの学校がやっている。ここまで突出した理由のすべては説明しきれない。

 今回と前回に限れば、新入生勧誘の時点で勝っていた。今の4年生世代は、1区久保田や5区神野、小椋だけでなく、多くの有力選手を獲得した。エースの力では互角でも、1万メートル28分台を11人そろえた層の厚みで、ライバルが手を回し切れない「つなぎの区間」の7、8区にもエース級を配置。ここでの連続区間賞でリードを安全圏に広げた。

 黄金世代が抜ける来年度は弱くなるのか。原監督は否定した。「(2004年の)監督1年目から組織を鍛えてきた。定着するのに十数年かかったものは、そんなに簡単に壊れません」

 原監督の真骨頂は、長距離選手…

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