【動画】築地市場で最後の初競り=西畑志朗、山本知佳撮影
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 築地市場(東京都中央区)で5日早朝、水産物の初競りがあり、生鮮本マグロ1本の最高値は200キロの青森・大間産で、1400万円(1キロあたり7万円)だった。今秋に豊洲(江東区)への移転を控え、築地での最後の初競りとなった。

 今年の最高値は大間産の200キロの本マグロで、昨年を約1千万円上回る1400万円(1キロあたり7万円)。2013年に史上最高値の1億5540万円を記録したが、ここ2年は736万円(同3万2千円)、451万円(同2万5千円)と落ち着いていた。

 落札したのは、築地に本社があるすしチェーン「すしざんまい」の経営会社で、最高値での落札は5年連続。「競る相手がいたので、ちょっと高くなっちゃった」という木村清社長は、「築地で最後ということで、あんなに人が詰めていたのは初めて見た。みなさん感無量だったのでは」と話した。

 競り場では、卸売業者を代表して東都水産の関本吉成社長があいさつ。「築地で最後の初荷。11月には豊洲で競りが始まる。築地に勝るとも劣らないマグロを提供したい。築地に感謝しつつ、今年もがんばりましょう」と述べた。

 豊洲市場の開場は11月7日で、築地市場の業者らは10月末から11月初めにかけ、順次移転する。(小林恵士