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 東山動植物園(名古屋市千種区)で、昨年5月に起きたマレーグマによる脱走未遂騒動で、同園が進めていた脱走防止のための改修工事が終わった。6日、同園が発表した。騒動以来、屋内で「謹慎中」だったこのマレーグマは8日から外の運動場へ出られることになった。

 マレーグマのマーチン(雄、3歳)は昨年5月5日、クマ舎にあるマレーグマの屋外運動場の壁(高さ約4メートル)の上を歩いていたところを来園者が見つけ、職員に通報した。職員がデッキブラシなどを振って誘導し、運動場へ戻した。来園者や職員にけがはなかった。

 マーチンがよじ登ったとみられるのは運動場と隣のメガネグマの運動場を隔てる壁。壁と壁の間に挟まれた幅3センチほどのゴムに足の爪を刺したり、壁の突起物に足をかけたりして登ったとみられる。

 そこで同園は、爪を刺せないようゴムを深さ10センチほど削った。壁の角は、コンクリートを流し込んでなくし、壁に付いていた突起物も一部を削って、滑らかにするなどした。クマ舎には、マレーグマ4頭とメガネグマ2頭、エゾヒグマの計7頭がいるが、メガネグマの運動場の壁も同じ構造だったため、同様の改修をした。