【動画】札幌でハグを呼びかける韓国人留学生の李在勲さん=関根和弘撮影
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 日本に留学中の韓国人男性が九州から北海道まで旅をしながら、通行人にハグ(抱擁)を呼びかける活動を続け、7日、最終目的地の北海道稚内市にたどり着いた。ここ数年、ぎくしゃくしてきた日韓の友好を願い、行動を起こした。

 7日午後。雪が降る稚内市の宗谷岬に、笑顔の李在勲(イジェフン)さん(24)の姿があった。「こんにちは。アンニョンハセヨ」。日本語と韓国語で道行く人に声をかけながら、「FREE HUG I LOVE YOU」と書かれたボードを掲げた。人通りは少なかったが、6人とハグした。

 6日には札幌市の街角にも立った。驚いた表情を浮かべたり、ニヤニヤしながら通り過ぎたり、冷ややかな反応を示す通行人が多かった。「慰安婦問題だけど、韓国はずうずうしいと思う。あなたの国もベトナムにやってたでしょう」。そう突っかかる中年女性もいたが、李さんは「それでも日本と韓国の人たちはみんな友達になれると信じています」と冷静に答えた。

 そのうち、ぽつりぽつりとハグに応じる若者たちが寄ってくる。ハグ後はスマートフォンで一緒に「自撮り」したり、握手をしたり。ハグをした札幌市の女子高校生(17)は「どちらの国にも友好を願う人はいる。この取り組みは素晴らしいと思う」と歓迎した。

 李さんはソウル出身。韓国の名門、延世大4年生で、昨年2月から同志社大(京都市)に留学し、日本人の考え方や教育などについて研究している。

 路上で通行人にハグを呼びかける旅を始めたのは昨年12月26日。鹿児島市を発ち、JRの外国人向けフリー切符を利用して全国を九州、中国、関西、東海、東京、東北、北海道と移動。計約20カ所で、約千人とハグをしたという。

 きっかけは昨年夏にほかの韓国…

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