[PR]

 大阪市東住吉区の小6女児死亡火災のやり直し裁判(再審)で、母親ら2人の弁護団は、放火殺人で有罪の根拠とされた捜査段階の自白調書を証拠から排除するよう求めることを決めた。自白は強要や誘導など不当な取り調べの結果で違法と主張する。再審に向けた検察・弁護側の初協議が7日に大阪地裁であり、弁護団は会見で「有罪にできる証拠などなかった事件だと証明したい」と訴えた。

 青木恵子さん(51)と内縁の夫だった朴龍晧(ぼくたつひろ)さん(49)は1995年7月に生命保険金目的で自宅に放火し、長女めぐみさん(当時11)を殺害したとして無期懲役が確定。だが大阪地裁が2012年3月、弁護団の燃焼実験をもとに自然発火の可能性を認め、再審開始を決定。大阪高裁も昨年10月にこれを支持し、2人は刑務所から釈放されて再審が正式に決まった。

 弁護団が再審で証拠排除を求めるのは、2人が95年9月に逮捕された後、青木さんが警察の取り調べに犯行を認めたとされる調書1通と、朴さんが警察と検察で述べたとされる約50通。2人が書いたという「自供書」も対象にする。2人は過去の公判で一貫して無罪を訴えたが、検察側はこれらの書面を証拠に据え、大阪地裁・高裁、最高裁も有罪認定の柱としていた。

 青木さんの自白については、昨…

有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。

初月無料につき月初のお申し込みがお得

980円で月300本まで読めるシンプルコースはこちら