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 サッカーの第94回全国高校選手権大会は9日、埼玉スタジアムで準決勝がある。大会2連覇に挑む星稜(石川)は全国高校総体との2冠を狙う東福岡と、6大会ぶりの決勝進出を目指す青森山田は初めて4強入りした国学院久我山(東京A)と対戦する。決勝は11日に同スタジアムで行われる。

■星稜の試合運びvs.東福岡のハイレベル攻守

 4大会連続4強の星稜と夏の王者の東福岡。ハイレベルな戦いになりそうだ。

 星稜は主将のMF阿部を中心に試合運びが柔軟だ。初戦の2回戦は前半に攻め込まれて先行されたが、「後半は落ちてくるから、そこを狙おう」と声をかけ合い、言葉通り、後半に2点を奪って逆転勝ちした。準々決勝も相手が10人になってから攻撃のギアを上げて、3得点の快勝。阿部は「ミスしてもすぐに切り替えができている」と好調の理由を語る。接戦に持ち込み、試合運びの巧みさを生かしたいところだ。

 東福岡は攻守に能力が高い選手がそろう。競り合いに強いDF児玉、福地を中心とした守備陣は4試合でわずか1失点。両サイドハーフの三宅、高江がピッチ横いっぱいに広がった伝統のサイド攻撃も切れ味は鋭い。両足で正確なパスが出せる主将の中村は「ボールに対して大人数が絡むようなサッカーができている」。相手が高い個人能力に慣れる前の早い時間帯にたたみかけて、主導権を握りたい。

■青森山田の攻撃力vs.国学院久我山のしぶとさ

 攻撃陣が好調な青森山田に対し、国学院久我山がしぶとさを発揮できるか。

 青森山田は4試合で計11得点。「常にゴールを狙っている」という高橋、エース神谷を中心に中盤の連係が良い。セットプレーでは、190センチの近藤、189センチの常田の両センターバックが攻撃参加。右DF原山のロングスローから得点するなど攻め方が多彩だ。勢いづくと、5点を奪った2回戦のような一方的な展開もありうる。

 国学院久我山は4試合すべてで先取点を奪い、計3失点と守備も安定。1点差勝ちが3試合、PK戦勝利が1試合と、接戦を制して勝ち上がった。パスを小気味よくつなぐ攻撃もさえ、主将のDF宮原は「自分たちの良さを発揮できれば勝てる」。序盤は動きが鈍い青森山田に対し主導権を握れれば、初の決勝進出も見えてくる。

 準決勝からは、試合時間が前後半とも5分ずつ延び、45分ハーフとなる。1回戦から先発を固定してきた両チームの疲労度も勝敗に影響しそうだ。

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