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 愛知県碧南市で1998年、馬氷一男(まごおりいちお)さん(当時45)と里美さん(同36)夫婦が殺害された事件で、強盗殺人罪などに問われた佐藤浩被告(39)の初公判が7日、名古屋地裁(景山太郎裁判長)であった。佐藤被告は起訴内容について、里美さん殺害を認めたが「家にあった現金などを奪うことは殺害後に知らされた」として強盗目的を否認。馬氷さん殺害は「共謀の事実はない」と関与を否定した。

 この事件を巡っては、名古屋地裁が昨年12月、「犯行を主導した」として強盗計画の首謀者の堀慶末(よしとも)被告(40)に死刑を言い渡し、堀被告は控訴している。

 起訴状によると、佐藤被告は98年6月28日夕、堀被告と葉山輝雄被告(46)とともに強盗目的で馬氷さん宅に侵入。3人は共謀し、同日夜に自宅にいた里美さんを絞殺し、29日未明に帰宅した馬氷さんを絞殺。現金などを奪ったとされる。

 堀被告に対する一審判決は「3人で話し合うなどして里美さん殺害を了解していた」と指摘。堀被告が一時外出した間に、佐藤被告が単独か、または葉山被告と里美さんを絞殺したと認定。馬氷さんの殺害については、堀被告が単独、もしくは佐藤、葉山両被告のいずれかと首を絞めたとしている。