三菱自動車は、米国・イリノイ州にある工場を5月に閉鎖することを決めた。不採算が続く米国での生産からの撤退を決め、昨年11月末で完成車の生産を終えて、部品供給のみ続けながら他の自動車メーカーと売却交渉を続けていたが、買い手が見つからなかった。

 従業員約1千人の退職金などにかかる費用は、2016年3月期決算に特別損失として計上する見通し。米国でつくっていたスポーツ用多目的車(SUV)「アウトランダー・スポーツ」(日本名・RVR)の生産は、愛知県の岡崎工場に移しており、米国向けは日本からの輸出で対応する。工場の土地や建物などの買い手は引き続き探すという。