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 東京・原宿のトルコ大使館前で昨年10月、トルコ人同士が起こした乱闘騒ぎで、警視庁は7日、ともにトルコ国籍の解体作業員チョラク・アリ(33)=埼玉県川口市=、バヤフ・エルジャン(33)=愛知県あま市=の両容疑者を公務執行妨害と傷害の疑いで逮捕し、発表した。

 公安部によると、2人は2015年10月25日午前11時ごろ、東京都渋谷区神宮前2丁目のトルコ大使館前で、警備中の原宿署員2人にそれぞれ暴行を加えて公務を妨害したほか、けがをさせた疑いがある。チョラク容疑者に頭を数回殴られた署員は2週間のけが、バヤフ容疑者に脚立を投げられた署員は頭に1週間のけがをした。

 騒ぎの当日、大使館には翌週に投開票予定だったトルコ総選挙の在外投票のため、多くのトルコ人が集まっていた。公安部は、乱闘の背景にはエルドアン大統領のトルコ政権と少数民族のクルド系トルコ人の対立があったとみている。

 現場では午前11時ごろに最大約500人が集結。うち50~60人が入り乱れて殴り合い、クルド系トルコ人1人が鼻の骨が折れる4週間の大けがをしたほか、署員2人を含む9人が顔や足に軽いけがをした。