[PR]

 ノンアルコールビールの販売数量で2015年、アサヒビールがサントリービールを逆転して首位に立ったことが分かった。「オールフリー」で4年連続トップだったサントリーを逆転し、「ドライゼロ」のアサヒが初めてトップとなった。ノンアル市場は健康志向を背景に小さいながらも成長しており、競争が激しくなりそうだ。

 アサヒが「ドライゼロ」を売り出したのは12年。「ビールらしい味わいへのこだわりが支持を得た」(広報)といい、シリーズ品やほかの銘柄と合わせて前年比16・3%増の734万ケース(1ケース=大瓶20本換算)を売って首位に躍り出た。

 サントリーは10年に売り出した「オールフリー」が好調で、11~14年に首位だったが、15年は3・3%減の696万ケースで逆転を許した。一方、サントリーは調査会社のデータをもとに、両社の最も売れている商品を比べると「オールフリー」が「ドライゼロ」を上回っているとする。「ブランドとしてナンバーワンであることに変わりない」(広報)という。2月には、さらにうまみを感じられる味にリニューアル予定だ。

 アサヒとサントリーの間では、ノンアルビールの製造特許をめぐる訴訟も続いている。特許権を侵害されたと訴えたサントリーが10月、東京地裁で敗訴し、判決を不服として知財高裁に控訴した。(岡林佐和)