飲料大手のキリンビバレッジとダイドードリンコは、全国の自動販売機で扱う商品の相互供給を今春から始める。自販機事業はコンビニなどとの競争が激化しており、提携で生き残りをめざす。15日に発表する見通し。

 自販機の稼働台数は、ダイドーが約28万台で4位、キリンビバレッジは約25万台で5位。キリンビバレッジは紅茶市場で首位の「午後の紅茶」の2商品を、ダイドーは主力のコーヒー「ダイドーブレンド」の2商品を、互いの自販機に供給する。互いの主力商品を供給しあうことで、自販機1台あたりの売り上げを伸ばしたい考えだ。

 ほぼ定価で売れる自販機は、スーパーなど小売店より利益が出やすい重要な販路だ。ダイドーは飲料の売上高の8割以上を自販機での販売が占め、キリンビバレッジも約3割に上る。

 昨年、自販機台数2位のサントリー食品インターナショナルが日本たばこ産業(JT)の自販機事業を買収して、計約60万台に増やした。98万台を持つ首位の日本コカ・コーラとの2強体制が強まり、下位メーカーは対抗策を迫られていた。アサヒ飲料と大塚製薬も昨春から、缶コーヒー「ワンダ」と清涼飲料「ポカリスエット」の相互供給で協力している。