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 賃金未払いなどの違法行為があったとして、関東で個別指導塾「森塾」などを運営する湘南ゼミナール(横浜市)に対し、神奈川労働局相模原労働基準監督署が昨年末に是正勧告をしていたことが分かった。会社側と団体交渉中の労働組合「個別指導塾ユニオン」が8日、発表した。

 同ユニオンによると、湘南ゼミナールは森塾でアルバイト講師として働く大学1年生(19)に対し、授業1コマ(80分)あたり1500円を賃金として払っていたが、授業の準備や会議などの時間には賃金を払わず、昨年6~11月分の未払い賃金として計約22万円の支払いを同労基署が勧告しているという。1日8時間を超える時間外労働や深夜労働への割増賃金の未払いについても、同労基署から指摘を受けたという。湘南ゼミナールは「是正勧告の内容を真摯(しんし)に受け止め、誠実に対応したい」とのコメントを出した。

 学習塾業界では、授業時間しか賃金が出ない「コマ給」という慣行があり、授業の準備などの時間がただ働きとなる問題が広がっている。