【動画】南海トラフ巨大地震などに備えるため、警察として国内で初めてつくった災害訓練施設=筋野健太撮影
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 南海トラフ巨大地震などに備えるため、警察庁が災害警備訓練施設を近畿管区警察学校(大阪府堺市北区)の隣接地につくった。警察としては国内初めての施設。12日に開所し、近畿6府県警の広域緊急援助隊員らが4月から本格使用する。8日、訓練を報道関係者に公開した。

 約4800平方メートルの敷地に「地震災害」「土砂・火山災害」「水害」の3エリアがある。倒壊した木造家屋から救助する訓練装置には、阪神大震災や東日本大震災の経験をもとに、家屋の規模などを変えられるシステムを導入した。

 国の南海トラフ巨大地震の被害想定によると、最大で24都府県の約8万7千ヘクタールが30センチ以上浸水する。水害のエリアでは、水の流れがある状態にしたり、水深を最大1・9メートルまでに変えたりすることが可能。水没した車からの救助作業や、地下街に水がたまると扉がいかに開かなくなるかも実体験できる。

 警察官はこれまで解体予定の建物を利用するなどして訓練してきた。大学教授や医師の意見を聞き、約2億2千万円かけて施設を完成させた。

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