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 阪神・淡路大震災の犠牲者を悼むため、神戸市中央区の東遊園地で毎年1月17日に開かれている「1・17のつどい」の実行委員会は8日、例年「1・17」の形に並べていた竹灯籠(どうろう)の文字を今回、「未来 1・17」とすることに決めた。実行委が今回初めて文字を公募。応募のあった66件の中から選んだ。

 竹灯籠の行事を今回から引き継ぐNPO法人「阪神淡路大震災1・17希望の灯(あか)り」(略称・HANDS)は昨年10月、「つどい」の実行委員長でもある藤本真一代表(31)が「震災について幅広い世代に考えてもらうきっかけにしたい」と公募を提案。一方で実行委のメンバーからは「『1・17』の形は追悼のシンボルで変えるべきではない」と異論もあった。

 藤本氏は8日の会合で、「『1・17』を残して過去のことを忘れずに伝え、『未来』を入れることでつどいを発展させていきたい」と話した。また実行委は今回、震災の遺族らが写った5種類のポスターを作った。神戸市営地下鉄の各駅や市内の小中学校などに掲示されるという。

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 神戸市は8日、17日に東遊園地である「追悼の集い」で、遺族代表として同市東灘区の山本広美さん(42)が追悼の言葉を述べると発表した。(島脇健史)