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 阪神・淡路大震災の発生から17日で21年。20年の節目を過ぎ、追悼行事をやめたり縮小したりする動きがある中、阪急伊丹駅近くの「伊丹西台商店会」(兵庫県伊丹市)は、震災20年を機に、犠牲者の追悼集会を始めた。きっかけは、震災前のにぎわいを取り戻そうと取り組んだ、あるポスター展だった。

 1907(明治40)年創業の下着・カバン店「マツヤ」は21年前、震災で倒壊した阪急伊丹駅ビルの中にあった。店主の南方(みなかた)忠司さん(37)は当時高校2年生。自宅も家族も無事だったが、駅ビルにあった店を見に行った経営者の父は一言、「もう、あかん」。がれきの巨大な山がそこにあった。

 それでも、父は負けなかった。かばんを掘り出して拭き、近くの倉庫で青空市場を始めた。プレハブの仮設店舗ができたのは1年後。さらに3年後、再建された駅ビルに店が戻った。

 だが、度重なる移転に資金が底…

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