【動画】引退する熊本電鉄の「青ガエル」=大森浩志郎撮影
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 その愛くるしい見た目から、「青ガエル」の愛称でファンに親しまれてきた東急電鉄5000系車両。熊本電鉄(本社・熊本市)菊池線を走る全国最後の現役車両の「ラストラン」が、2月14日に決まった。

 熊本電鉄が8日、発表した。現在、毎週日曜日に上熊本(熊本市西区)―北熊本(同市北区)間を走る「青ガエル」は、1985年に東急電鉄から譲渡された1両のみ。57年の製造といい、老朽化のため、今年度限りで引退することが決まっていた。

 運行予定日は今月10日から2月7日までの毎週日曜日と、同月13、14日。14日は夕方から最終列車までの9往復、それ以外は1日28往復を走る。引退日の14日にはミニライブや写真撮影会、運転士への花束贈呈なども企画されているが、熊本電鉄は混雑回避のためとして、「最後の雄姿をご覧になる方は、最終日前までにご乗車頂ければ」と呼びかけている。

 残された運行日は7日間のみ。「青ガエル」に乗るために熊本を訪れたことがある名古屋市の会社員の男性(26)は「レトロで雰囲気がある車両。引退するまでにもう一度は乗りたい」と話していた。

 車両は引退後、北熊本駅の車庫で実際に動かせるように「動態保存」され、イベントなどでお披露目されることになるという。(籏智広太)