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 戦災と阪神・淡路大震災の大火に耐えて残り、兵庫県淡路市の北淡震災記念公園に保存されている「神戸の壁」(高さ約7メートル、幅約14メートル)のライトアップが9日夜、始まった。17日まで。この日、壁の前で追悼行事があり、神戸や淡路の被災者ら約20人が両手を広げた自らの影を壁に映し、犠牲者の鎮魂を祈った。

 壁は防火用で1927年ごろ、神戸市長田区の旧公設市場に造られた。再開発に伴い2000年に兵庫県津名町(現・淡路市)へ移設され、08年から野島断層を保存する同公園で公開されている。追悼行事には地元の県立淡路高校の生徒約60人も参加。壁の保存に携わった市民団体「リメンバー神戸プロジェクト」の三原泰治代表が震災体験の継承を願って作った「リメンバー神戸の壁」の歌を、壁の前で初めて合唱した。(吉田博行)