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 英国を拠点とする反体制派NGO「シリア人権監視団」は9日、ロシア軍機が同日、シリア北西部イドリブ県にあるアルカイダ系武装組織「ヌスラ戦線」の捕虜収容施設を空爆し、少なくとも57人が死亡したと発表した。死者には市民21人と捕虜7人も含まれるという。また、30人以上の負傷者もおり、多くが重傷という。

 人権監視団によると、空爆された施設があったのはイドリブ県マーラト・ヌーマン。施設はヌスラ戦線のイスラム法廷も兼ね、近くに市場もあったため、多くの市民が巻き添えになったとみられる。

 ロシアは昨年9月、劣勢に追い込まれたアサド政権を支援するため、シリア領内での空爆に踏み切った。攻撃対象は過激派組織「イスラム国」(IS)としているが、監視団や住民らによると、ロシア軍によるとみられる空爆の多くは「自由シリア軍」などの反体制派や、ヌスラ戦線の拠点に集中しており、周辺住民の犠牲が増えているという。(イスタンブール=春日芳晃

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