[PR]

(10日、ラグビー全国大学選手権決勝)

 最初のスクラム。「いける」。東海大FWを支える平野は手応えを感じた。前半31分、先手のトライは、モールで力強く押し込めた。バランスが崩れたのは、後半7分、ロック橋本が負傷したあたりから。ミスが出て安定感を欠き、スクラムで押されもした。

 ともに初優勝を狙った6年前の決勝は1点届かず、帝京大の連覇が始まった。木村監督は「同じことをやっても、それ以上には行けない」と、体力強化に加え、付属高からの一貫教育などで独自のスタイル確立を目指した。しかし、監督が「試合中の判断を磨くのは、実戦でしかできない」と言ったように、王者の高い経験値に跳ね返された。

 終了間際、東海大は2年生FB野口竜が意地のトライを挙げた。「最後まで自分たちの形を出してトライをとれたのは、来年につながるはず」。藤田主将は期待を込めた。

こんなニュースも